ジャーマン記事2010年7月

「Zenith4」

皆さんこんにちは
今、世間ではスポーツが盛り上がっていますよね。「サッカー」のワールドカップを中心として「女子ゴルフ」でも「宮里 藍選手」が米女子ツアーで優勝を飾るなど、スポーツ戦線大奮闘です。私達はと言えばスポーツこそ行ってはいませんが、現在、「湿度」と戦っております!不快指数がどんなに上がろうとも、岡田ジャパンのように首位にくらいついて「明るく」「爽やか」に整備の完成度を上げていこうと思っていますので、応援をこれからもお願いします。


新型サービステスター

さてさて、本題に入りましょう。前回「某人形店様」の提案が出たのですが、こちらはスケジュールの都合上遅れていますので、どのみち加工を施さなくてはならない下地加工を進めてみますね。まず、サフェーサーを掛ける前にペーパーにて足付けを行います。この工程時にはゴミや窪みなどを残さない様に均等にザラツキ感を出すように心掛けます。
次に、エアーブローで粉を落とし脱脂を行います。このとき手の油分にも注意しましょう(油分が残っているとブリスターという「プツプツ」した穴が開いてしまう。)十分に乾かした後、塗装を施し、またまた乾燥させます。これで下地処理はOKです。
ここから先は、また来月紹介しますね。
皆さん楽しみにお待ちください。ちなみに、今回は前回の金粉バージョンの成功事例を写真のみ公開しておきます。


新型サービステスター

そして今回は、整備の部分で秘密兵器を装備したので紹介しておきます。
それは、なんと「新型テスター」ランチテック ブルートゥース版です!
これの優れた能力としてコントロールユニット(コンピューター)の「初期化」が一部行う事が出来るようになった事!そして何といっても走行中の車両データを一時保存できるパーツがある事、さらには、なんとコードレス!診断結果を事務所にも持ち込める優れ物です。
これによって走行中でしか症状が出ないトラブルの早期判断、解決に繋がります。


こちらはBMW116M
これからはこの型以降も
診断可能になりました

実際、梅雨に入りZ4も少しばかり不調が出てしまいました。
症状は信号待ちなどのストップ状態からのスタート時にエンジンが息つく感じが出るのです。しかも、常に症状が出ているのでは無く湿度の高い昼間にしか出ない上にテスターでの故障メモリーも残りませんでした。早速このテスターのデータ保持機能を使ってみます。

走行時に、普段は出る事のない1番シリンダーの失火らしい信号が出ています。しかも本当に出だしの一回のみの失火の様で故障検知としてカウントされませんでした。

工場に帰り早速、簡単に交換の出来るイグニッションコイルを交換してみて、再度テスト走行した所、症状が改善されました。
驚きのテスターです。
最近の車両はダイレクトイグニッションになっていて、こんなに簡潔に診断が出来る事はあまりありません。

この最新設備によりさらなるクオリティーアップとスピードアップが可能になりそうです。
テーマよりも紹介が多くなってしまいましたが、今月はこの辺までにしたいと思います。
では、皆さん、来月もこのコーナーでお会いしましょう。

★本サイトの情報の取り扱いについて★
本サイトに掲載のすべての情報、画像等を、権利者の許可なく複製、販売、放送などに利用することを禁じます。
無断転載・引用等は固くお断りいたします
。また、同業者の方はお問い合せ下さい。