ジャーマン記事2010年2月

「Zenith4」

あけまして、おめでとうございます。
本年も、スタッフ共々「つたえファクトリー」をよろしくお願いいたします。
では、今年初めの「Zenith4」に入りましょう。最近私は、オープンにしてドライブ(通勤)を楽しんでいます。この時期、傍から見るとかなり寒そうに見られますが、これが意外と快適で走行できます。Z4は、ヒーターが良く効く上にシートヒーターまで備わっているので上半身の防寒装備を万全にしていれば意外と暖かい。朝は人目もあるのであまり開けませんが夜のオープンドライブが意外とお勧め。その理由が「夜空」何といってもこの時期は空気が澄んでいて関東なのに夜空がとても綺麗!巻き込む風も気にならないほど爽快な気分で疲れも忘れさせてくれますよ。ただし防寒装備にヒートテックはお忘れなく!(うーん書いていて恥ずかしいですな)


12mmハブ付きスペーサー

さて本題です。前回基本的な整備は終わりましたので今回は「タイヤと4輪アライメント」について書いていきます。初回でも書いた通り「ランフラットタイヤ」は、「ゴツゴツ感」が出やすく「乗り心地が悪い」とちょっと評判がよろしく無いこれは「セカンドライフに似合うスペシャリティカー」を目指すには手直しを入れる必要がありますよね。


スペーサー装着例

早速対策に入りましょう。まず経験上ボディ側のアーム支点からタイヤの接地面までを伸ばす事によって乗り心地は多少改善される事が前回の「車高対策キット」などで分かっています。これはタイヤの自由長とでも言いましょうかタイヤのストロークを長くすることで反応を鈍らせています。


トー調整
(感で作業中マーキングが
元の位置)

まずは簡単なところでトレッド幅を広くしていきます。その際にリヤをフロントより広く設定し直進安定性を向上させ中距離ドライブを楽にしていきます。これによってタイトなコーナリングでの旋回性能は下がってしまいますが、「助手席と会話を楽しみながらのドライブ」を重視する為、高い速度でのコーナリング性能をあえて殺し、割と低速域で楽に運転できる方にセッティングしていきます。(リヤのワイド化はアンダーを強く出してしまい回頭性が落ちてしまう。)アライメントも今回は目視でのトー調整までに留めておき、まずは1000kmほど試運転をして車両のクセの変化をみてみようと考えています。なんせこのままだとトレッド幅を広くした事でハンドルの戻りが悪くなる可能性もある。ちなみにトーの調整時にステアリングセンターの確認も行いながら8分の1程タイロッドを詰めておきました。


ポリマー加工中

それと今回、基本的な整備が終わったので、外装の方にも少し加工しました。自社加工ブースでのポリマー加工です。最近は「ガラスコート」なども流行ってはいますが、ボディ色が「黒」なのでメンテナンスフリーにすると「日焼け」や「ウォータースポット」などが気になります。自分は洗車をあまりしないので「ウォータースポット」の嵐になりかねません。なので、今回も「テフロンポリマー」を掛けておきます。


ポリマー加工後のZ4

テフロン加工は「ポリマー加工」の中でも比較的柔らかいコート剤なので万が一「スポット」が出来たとしても「メンテナンス剤」である程度目立たなくできるメリットがあります。ただし効果は1年程度しか持たないので定期的にコートを行わないといけません。「ポリマー加工」が終わったものの写真を今回載せていますがちょっと判りずらいですねー実写では、1枚めくって新車まではいかずとも、見違えるほどボディの艶が蘇りました。まるで5年分のアカを落としてその上にクリヤーを塗装したような仕上がりです。ご来店の際にはぜひ見ていってください。

今回は、試運転の結果までは試せなかったので次回のこのコーナーでまた書きたいと思います。それではみなさん、来月またお会いしましょう。

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